上海石化董事長(会長)兼総経理（社長）の王治卿氏は、供給過剰の中で低油価は今後「新常態」になると指摘し、環境に対する危害を減らすため、石油製品の品質向上を推進し、全国において「国5」石油製品標準を可及的速やかに施行しなければならないと表明した。

　王治卿氏は、今年の油価は低い水準で推移する可能性が高いとし、国際油価が断崖式下落を経て底を突いた後で長期安定に向かうとの見方を示し、今後一定の間は低油価という「新常態」に入るとの予想を示した。

　王治卿氏は、全国において「国5」石油製品標準を可及的速やかに実現して、大気と環境にもたらす危害を引き下げるよう努力しなければならないと提言した。また、王治卿氏は、自動車メーカーと多数のユーザーが設備の改良や使用方式の最適化によって排出を減らすことに期待を表明した。王治卿氏によると、上海市の軽油は全て「国5」標準に達しており、上海石化は2014年9月に江蘇と浙江へも「国5」標準ガソリンの供給を開始した。同社は市場のニーズをもとに、さらに高規格のガソリンを生産するよう計画しているとのことである。

　（新華網 4月10日）