ロシア天然ガス会社ガスプロムとイタリアの国営エネルギー会社ENIが黒海を横断する「サウスストリーム」天然ガスパイプラインの共同設計機関を設けることで合意した。プーチン露大統領が18日、ブルガリアの首都ソフィアで発表した。

　新会社はSouth Stream AG。ガスプロムとENIが50％ずつ出資し、スイスで登記した。

　両社は昨年6月23日、黒海海底を横断する「サウスストリーム」パイプラインを建設することで合意に達していた。合意によると、同パイプラインの黒海海底を横断する部分は約900km、最も深いところでは2,000mを超える。年間300億m3の天然ガスをロシア並びに中央アジアから欧州へ輸送する計画である。完成予定は2013年。

　（中国商務部ウェブサイト 1月22日　中国石化新聞網 1月21日）