6月9日、中国地質調査局はシェールガス資源調査評価座談会を開き、《中国シェールガス資源調査報告（2014）》を発表した。重慶フーリンシェールガス田が初めてシェールガスの商業開発を実現して以来、中国石油化工(SINOPEC)、中国石油天然ガス(PetroChina)、延長石油など、石油企業は四川省南部、貴州省北部等のシェールガス探査開発実証区においてシェールガス生産能力の建設を速やかに進めており、複数のシェールガス商業開発基地が形成される見込みである。

　また、《中国シェールガス資源調査報告（2014）》によると、中国の地質条件に適したシェールガス探査開発技術体系が基本的に形成されており、装備の国産化や低公害・環境保護も基本的に実現している。国土資源部はシェールガス探査開発標準の制定にも取り組んでおり、技術標準体系は基本的に形成されている。一方、石油企業も既存の国家標準、業界標準及び企業標準を参考にして、シェールガス作井工程、ガス採集工程、健康・安全・環境保護など100本余りの技術規格と標準を形成している。

　中国地質調査局の幹部によると、シェールガス調査は2015年の最重点作業になる。総額6.8億元を投入して、生産量目標2015年65億m3、2020年300億m3の実現を確保する。

　（中国国土資源報 6月10日）