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アジア
【新エネルギー】

マレーシアのバイオディーゼル産業が急成長 (08/01/24)
2008/1/24
アジア【新エネルギー】

 マレーシアが開発を進めているバイオディーゼルは、「B5バイオディーゼル」と呼ばれ、5%のパームオイルを含むディーゼル油である(残り95%は軽油)。

 2006年8月、マレーシアはバイオディーゼル政策を公布してバイオ燃料産業を促進することになった。同政策には、生産、使用、品質基準等が盛り込まれた。さらに、マレーシア国内に生産工場を設けて輸出するなど具体的な政策が打ち出され、以後、パームオイルを主要原料とするバイオディーゼル産業は素晴らしい発展を遂げている。

 バイオディーゼルの開発と生産ではトップを走るEUの今年のバイオディーゼル生産能力は450万トンに拡大すると見られている。EUやマレーシア以外の世界各国も次々と関連政策を策定して、技術開発を進め、生産量と使用率の向上を図っている。こうしたバイオディーゼルの応用が世界的に激増している背景には、石油価格の高騰の他、環境保護、優遇課税、補助金、石油輸入依存度の引き下げ、農業の推進といった原因や目的がある。

 (国際能源網 1月24日)