スプトーニクニュース 7月28日モスクワ電によると、ロシアのクレムリンのDmitrei Peskov報道官は、9月までに関連文書の準備が緒に就けば、プーチン大統領の9月の訪中時に西線経由のロシアから中国への天然ガス輸送に関して合意文書が調印されると表明した。

　Peskov報道官はメディアに対し、関連文書についての作業はプーチン大統領の北京訪問の前に完了するならば、中露両国は当該重要文書に調印する公算であるとした。

　「シベリアの力」パイプラインと呼ばれる東線によって中国へ年間380億m3の天然ガスが輸送されることになるが、それ以外にもロシアは「シベリアの力2」パイプラインと呼ばれる西線によって年間300億m3の天然ガスを中国へ輸送する見通しである。

　5月にロシアのエネルギーメジャーGazpromと中国石油天然ガス集団(CNPC)はロシアから西線経由で中国へ天然ガスを供給する基本条件について合意文書に調印していた。

　（中国石化新聞網 7月30日）