11月10日、中国初のクリーン・コール化学工業基地になる大連万陽重工装備有限公司の石炭化学設備事業が大連新興産業経済区で着工された。総投資額23億元、計画敷地面積459ムーになる。

　中国の石炭化学工業はこれまで環境汚染やエネルギー多消費等の難題を抱えてきたが、大連万陽重工装備有限公司は石炭化学工業設備で世界最先進技術になる独ティッセンクルップのHTW (High-Temperature Winkler)ガス化技術を採用し、低品位の褐炭を原材料としつつ、水消費量を国内外の同種の製品のわずか10分の1にすることが出来る。
　
　中国では26社の企業が石炭化学事業を承認されており、石炭液化、CTO、CTM、化学肥料、合成アンモニア、都市ガスなど需要は極めて大きい。

　大連新興産業経済区は大連荘川市に位置し、主に新エネルギー及び環境保護設備、船舶及び海洋プラント、新材料、冷凍物流、木材、家具製造、汎用航空機等の産業発展に力を入れている。

　（中国能源網 11月12日）