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【電力】

中国がグローバル電力ネットワークの建設を牽引 2050年の完成を計画 (15/12/13)
2015/12/16
中国【電力】

 外電によると、中国は2050年に国際パートナーとともにグローバル電力ネットワークを確立することを計画している。中国国家電網公司の劉振亜董事長(会長)がベルリンの会議で関連計画を発表した。

 ベルリンの会議は国家電網公司とドイツ電気技師協会の共催であり、今後数十年かけて超高圧ケーブルによって世界各地を連系する可能性について検討した。この連系ネットワークは主にクリーン・エネルギー電力を送電するものになる。

 劉振亜董事長は次のように表明した。中国が提唱するグローバルエネルギーネットワークイニシアチブは3つの段階に分けて展開する。第1段階は2020年まで再生可能エネルギーの地域的な連系を推進する。第2段階は2030年まで再生可能エネルギー大型基地を完成させた上で大陸間連系の準備を進める。第3段階は2030〜2050年に大陸間の電力グリッドの連系、すなわちグローバル電力網の連系を実現する。

 劉氏は、北極に風力発電施設を建設して、赤道付近のソーラー発電所と連系することについても言及した。劉氏は、グローバル電力ネットワークの基礎は超高圧送電技術であり、中国はこの分野で10年に上る経験を有していると述べた。グローバル電力ネットワークは80万ボルトの直流ケーブルと110万ボルトの交流ケーブルによって電力を送る計画である。

 (網易財経 12月13日)