国家能源局は2016年の中国の太陽光発電新規設備容量の目標を、以前設定していた目標に比べ2.8GW低い15GWに引き下げることになる。

　国家能源局のデータによると、2015年末時点の中国の太陽光発電設備容量は43GWに達しているが、国家電網とインフラ資金は2015年の太陽光発電の発展と対照すると相対的に遅れている。

　2016年の太陽光発電目標はやや下がるとはいえ、ソーラーと風力発電の発電量を21％増やすとの目標は不変であり、温室効果ガスの排出と化石燃料、特に石炭に対する依存度を引き下げることになる。国家発展改革委員会の発表によると、来年には風力発電設備容量を20GW増やすとともに、向こう3年間は新規炭鉱の許認可を停止する。

　また、中国政府はクリーン・エネルギー開発の資金を確保するため、ソーラー設備の売電価格を引き下げる一方で、27％のエネルギー付加金（1キロワットアワーにつき約0.019元）を徴収することになる。

　（匯能資訊 1月6日）