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【石炭】

神華が550億元投じる石炭液化事業が稼動即赤字も 寧夏の全人代代表団は石油製品消費税の減免を訴え (16/03/11)
2016/3/11
中国【石炭】

 投資規模世界最大の化学工業事業の一つである神華寧煤400万トン石炭間接液化実証事業は投資額概算550億元に上り、2017年に稼動する計画である。しかながら、試算によると、当今の低油価時代にあっては「稼動の日から即赤字」になる。

 今年の全人代において寧夏の代表団は議案の中で、石油製品消費税はコストの29.64%を占め、石炭液化事業の順調な運営にとって最も重要な要素になるとして、国に対し適正に減免するよう訴えた。

 国際原油価格が1バレル40ドル以下という低油価時代にあるが、石炭液化の損益分岐点は原油価格55ドル前後である。消費税の減免は石炭液化事業にとって救いの神にも見えるが、アモイ大学中国エネルギー経済研究センターの林伯強主任の見方によると、消費税を減免しても問題を解決することは出来ず、国が特定事業の困難のために消費税を改訂する可能性は低い。

 (中国能源網 3月11日)