全人代代表であり中国石化販売有限公司北京石油分公司の総経理(社長)である陳立国氏は3月11日、全人代北京代表団の審議の際、エネルギー構造最適化の推進に関して発言し、中国の製油能力はすでに過剰を来していると説明した。 陳立国氏によると、2000年から2013年にかけて中国国内の製油能力の年平均伸び率は7.5%になったが、精製量の伸び率は6.9%であり、製油能力は精製量を上回っている。2015年の製油能力は7.74億トンに達したが、製油所の平均稼動率はわずか68.5%に止まり、国際水準よりも14.8%低い。中国の生産能力の過剰はすでに2億トンに達している。今後一定の間、国際原油価格が低迷し、製油事業の収益見通しは比較的良好であるため、事業投資は拡大することになる。国が直ちに調節を実施しなければ、製油能力は深刻な過剰に陥る。その時になってから脱生産能力を進めることになれば、損失は大きいものになり、社会問題も誘発する。そのため、陳立国氏は、直ちに製油能力の厳重規制と新規製油事業建設の調整を行うよう建議し、第13次5ヵ年規画にも体現させるべきであるとした。 (中国能源網 3月11日)
全人代代表であり中国石化販売有限公司北京石油分公司の総経理(社長)である陳立国氏は3月11日、全人代北京代表団の審議の際、エネルギー構造最適化の推進に関して発言し、中国の製油能力はすでに過剰を来していると説明した。
陳立国氏によると、2000年から2013年にかけて中国国内の製油能力の年平均伸び率は7.5%になったが、精製量の伸び率は6.9%であり、製油能力は精製量を上回っている。2015年の製油能力は7.74億トンに達したが、製油所の平均稼動率はわずか68.5%に止まり、国際水準よりも14.8%低い。中国の生産能力の過剰はすでに2億トンに達している。今後一定の間、国際原油価格が低迷し、製油事業の収益見通しは比較的良好であるため、事業投資は拡大することになる。国が直ちに調節を実施しなければ、製油能力は深刻な過剰に陥る。その時になってから脱生産能力を進めることになれば、損失は大きいものになり、社会問題も誘発する。そのため、陳立国氏は、直ちに製油能力の厳重規制と新規製油事業建設の調整を行うよう建議し、第13次5ヵ年規画にも体現させるべきであるとした。
(中国能源網 3月11日)