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中国
【石油・天然ガス】

CNPCとSINOPECが1月に軽油輸入で電力不足に対応 (08/02/08)
2008/2/8
中国【石油・天然ガス】

 中国の2大石油大手である中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油化工集団(SINOPEC)は1月に相当規模の軽油輸入を行って、大雪災害に伴う南方の発電用石炭不足に対応したと発表した。

 SINOPECの発表によると、同社は1月に軽油48万5,000トンを輸入して、主に南方地区に供給した。

 また、CNPCの中核企業である中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)は、上海、江蘇、浙江等への軽油供給を輸入によって確保した。輸入量は明らかにしていない。

 中国はこの数ヶ月、大規模な軽油輸入を行っており、2月は石油輸入を暫時停止すると見られていたが、しかし、中国政府は石油企業に対してガソリン、軽油、灯油の供給を確保することで発電用石炭不足の緩和に寄与するよう求めており、状況が変わる可能性もある。

 なお、CNPCとSINOPECの1月期の石油製品生産量は前年同期比9.5%増となった。

 SINOPECは先週、貴州省に照明用灯油2,000トンと軽油2,100トンを送った。また、広東省へは1月に130万トン以上に上る石油製品を投入した。

 (中国能源網 2月8日)