中国石油天然ガス集団(CNPC)は石油エンジニアリングの子会社の再編を検討している。石油価格暴落による影響に対応するため。

　CNPCのスポークスマンは4月8日、エンジニアリングの子会社をどのように再編するかについて検討を進めていると表明した。産業の変化により良く適応し、低油価のチャレンジに対応し、持続的な発展が可能な業務部門を構築することが目的である。

　CNPCのエンジニアリングを担当する中国石油工程建設公司の関係者によると、中国石油工程建設公司が中国石油集団工程設計公司を吸収し、また、両社の北京分公司を中国寰球工程公司上流事業部と合併する公算である。

　CNPCの中核上場公司である中国石油天然ガス股份公司(PetroChina)の先月の発表によると、石油・天然ガス生産量は17年ぶりのマイナスになる見通しである。また、PetroChinaが発表した業績報告によると、同社の純利益は67％減少し、1999年以降では最も低い水準になった。

　CNPCの王宜林董事長(会長)は今年2月、精鋭化と効率向上の一環として油田サービス業務を分離することに言及していた。

　（中国石化新聞中心 4月12日）