4月15日に国家統計局が発表した工業生産統計によると、今年3月期の全国の原炭生産量は2億9,380万トン、前年同月比4.5％減になった。

　また、第1四半期の原炭生産量は合計8億1,127万トン、前年同期比5.3％減になったが、対前年同期比の減少幅は2月期に比べるとやや縮小した。

　全国的な生産能力過剰のため、2012年以降には石炭価格の下落が続き、石炭販売量も低下して、石炭企業の経営はますます困難になっている。

　今年2月5日に国務院が石炭産業の過剰生産能力解消について意見書を通達して以来、各地方や各大手企業も相次いで脱生産能力の計画を発表し、現時点で17の省・直轄市が計画を明確にしている。

　研究機関の分析によると、各省・市や石炭企業の脱生産能力計画を見る限りでは、各地方が政策として打ち出す脱生産能力の規模は中央政府の計画を上回ることになる。

　（中国煤炭資源網 4月18日）