中国煤炭資源網の最新統計によると、2016年3月分の全国一般炭を生産している炭砿数は、7割以上が赤字経営をしている。3月では、2月の一般炭の炭砿全体の95.1%が赤字経営に比べ0.7ポイントやや縮小しているものの、深刻な状況が依然と続いている。生産能力で見た場合は、3月では全体の79.9%が赤字で、2月の85.6%に比べ5.7ポイントの改善が見られた。

　3月における主要産炭地である山西省、陝西省、内蒙古自治区、河北省の13箇所の主要鉱区の赤字状況を示す。内蒙古自治区に位置する准格尓鉱区、万利鉱区、包頭鉱区、河北省の開?(灤)炭砿、山西省の平朔炭砿、朔南炭砿、などは全ての一般炭を生産している炭砿は赤字経営に陥っている。神東鉱区と大同鉱区では、それぞれ20%と12%の炭砿数が黒字経営を維持している。神東鉱区は、神華集団が一部の炭砿を所有しており、大同集団が大同鉱区の一部炭砿を持っている。この両鉱区は、石炭輸送の専用鉄道を持っており、競争力が比較的に高い炭砿が稼働している。

（中国煤炭資源網）