新華社電によると、国家発展改革委員会価格司電価処の侯守礼氏は、太陽光発電補助金を徐々に引き下げる仕組みを確立すると表明した。技術の進歩に伴って太陽光発電に対する補助金基準を徐々に引き下げ、最終的に補助金を撤廃する。

　侯守礼氏は次のように説明した。政策面のインセンティブによって、太陽光発電など再生可能エネルギー産業は急速に発展したが、チャンスロスや補助金財源の不足などの問題が深刻化している。太陽光発電については政府が引き続き支援してその発展を奨励しなければならないが、長期的には太陽光発電が市場化の道を歩み、価格競争に参加するようにしなければならない。現行の太陽光発電補助金の仕組みは、基準売電価格を設定して、石炭火力発電設備の基準売電価格との価格差を補助する形であるが、電力の市場化改革との連携が難しいという現実的な問題がある。太陽光発電価格の形成の仕組みを改革し、その基準売電価格を石炭火力発電設備の基準売電価格もしくは市場取引価格の部分と定額補助金の部分の2つの部分から構成されるようにして、現行の価格差に対する補助金から定額補助金へと転換するよう検討しなければならない。同時に太陽光発電事業が価格競争に参加するよう奨励し、価格形成に対する市場競争の作用を強化する。

　（新華社 5月3日）