インドネシア国営石油会社PT Pertaminaはロシア国営石油会社Rosneftと製油所を共同で建設する138億ドルの取引で合意したと発表した。

　インドネシアとロシアの国営石油2社は5月26日、東ジャワのTuban製油所をめぐる協力で枠組み協定に調印した。同製油所の建設によって、インドネシアは石油製品輸入依存度を引き下げることが期待されている。

　PertaminaはTuban製油所を2020年までに稼働させ、精製量を30万BDとし、製品の45％をガソリン、35％を軽油、20％を石油化学品として、全てインドネシア国内に供給する計画である。

　出資比率はPertaminaが55％、Rosneftが45％になる。

　PertaminaのDwi Soetjipto社長によると、インドネシアは現在、国内で消費する石油の約50％を輸入に依存している。国内需要160万BDに対し、Pertaminaが生産しているのは85,000BDに過ぎない。Pertaminaは2025年までに生産量を230万BDに増やすよう計画しており、Tuban製油所もその計画の一環である。

　（The Jakarta Post  5月27日）