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中国
【原子力】

2030年には中国の原子力発電設備規模が1.5億kWに (16/06/15)
2016/6/15
中国【原子力】

 国家能源局からの情報によると、同局が中心になって起草を進めている原子力発電第13次5ヵ年計画はすでに基本方案が完成し、目下意見聴取を行っている。同計画には原子力発電の中長期的展望も盛り込まれており、2030年には原子力発電設備規模が1.2〜1.5億kWに達する見通しである。

 第13次5ヵ年計画期は原子力発電設備規模だけでなく、「原子力発電産業の自主イノベーション能力を高め、第三世代技術のボトルネックを打開し、国産化と自主化を実現する」ことを重点的任務としなければならない。

 新核能源公司CEOであり、中国電力発展促進会原子力分科会首席投資顧問を務める徐剛氏は中国工業報の取材に対し、中国の原子力発電設備容量は在来型エネルギー設備容量に比べるとまだまだ少ないと指摘する。2030年に1.2〜1.5億kWの設備計画を達成したとしても、中国の発電量全体の中で占める比率はわずか5〜8%に過ぎない。

 (中国工業報 6月15日)