ロシア国営石油会社ロスネフチのボグダンチコフ社長は16日、同社は2020年までにシベリア東部の油田に6,000億ルーブル(244億ドル)投資して、石油年産量を1.7億トンにすると述べた。 ロスネフチは今年500億ルーブルを投じ、今後12年間で東シベリア油田への投資を徐々に増やしていくことになる。なお、ロスネフチの昨年の石油生産量は1.02億トンであった。 現在西シベリアの石油開発が相当程度進んでいるため、ロシア政府は近年東シベリアの開発に重点を移すようになっている。ロシアが現在建設を進めている東シベリア−太平洋石油パイプライン(タイシェト−ナホトカ)は東シベリアの石油を中国等のアジア・太平洋諸国に輸送するものである。 ボグダンチコフ社長によると、東シベリア油田の埋蔵量は巨大であり、Vankor油田の埋蔵量だけでも5億トンに上ると見込まれる。東シベリア油田全体でロスネフチの増産計画の60〜70%を占めるだろう。 ボグダンチコフ社長はVankor油田の重要性を指摘した上で、同油田が今年末には生産を開始できるとの見通しを示した。 (中国油気管道網 2月25日)
ロシア国営石油会社ロスネフチのボグダンチコフ社長は16日、同社は2020年までにシベリア東部の油田に6,000億ルーブル(244億ドル)投資して、石油年産量を1.7億トンにすると述べた。
ロスネフチは今年500億ルーブルを投じ、今後12年間で東シベリア油田への投資を徐々に増やしていくことになる。なお、ロスネフチの昨年の石油生産量は1.02億トンであった。
現在西シベリアの石油開発が相当程度進んでいるため、ロシア政府は近年東シベリアの開発に重点を移すようになっている。ロシアが現在建設を進めている東シベリア−太平洋石油パイプライン(タイシェト−ナホトカ)は東シベリアの石油を中国等のアジア・太平洋諸国に輸送するものである。
ボグダンチコフ社長によると、東シベリア油田の埋蔵量は巨大であり、Vankor油田の埋蔵量だけでも5億トンに上ると見込まれる。東シベリア油田全体でロスネフチの増産計画の60〜70%を占めるだろう。
ボグダンチコフ社長はVankor油田の重要性を指摘した上で、同油田が今年末には生産を開始できるとの見通しを示した。
(中国油気管道網 2月25日)