世界最大のパーム油生産国インドネシアでのパーム油生産がピークに近付くに連れ、その備蓄量も恐らくは過去4か月で最大のレベルに達したと思われる。 Bloombergが編纂したアナリスト、精製会社、プランテーション経営者による7件の推定値の平均によると、インドネシアのパーム油の備蓄量は、9月に190万トンに達した。これは8月の169.5万トンより12%増であり、本年5月以降の最高値である。
世界最大のパーム油生産国インドネシアでのパーム油生産がピークに近付くに連れ、その備蓄量も恐らくは過去4か月で最大のレベルに達したと思われる。 Bloombergが編纂したアナリスト、精製会社、プランテーション経営者による7件の推定値の平均によると、インドネシアのパーム油の備蓄量は、9月に190万トンに達した。これは8月の169.5万トンより12%増であり、本年5月以降の最高値である。
Bloombergの調査によると、9月のパーム油の輸出は8月比3.5%増の215万トン、同生産は2.2%増の304万トンとなった。この世界で最も消費される食用油は、8月に市況が高騰した。エル・ニーニョ現象が引き起こした干ばつが、世界最大のパーム栽培国であるインドネシアやマレーシアでのパーム油備蓄量を減らしたことが背景にあるとされる。
Godrej International Ltd.によれば、8月中旬からインドネシアのパーム油生産は劇的な回復を遂げた。マレーシアでの生産も今後回復することが見込まれている。
(Bloomberg 10月18日)