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【石油・天然ガス】

中露第2原油パイプラインが2017年末に稼動 年間送油量1,500万トン (16/12/20)
2016/12/20
中国【石油・天然ガス】

 冬季の平均気温零下40℃以下の中、中国最北端の地、漠河に中露第2原油パイプラインの建設に携わる石油労働者が駐在している。

 中露第2原油パイプラインは中国とロシアのエネルギー分野の協力事業の一つであり、黒龍江省漠河県興安鎮近くの漠河起点ステーションから終点の黒龍江省大慶市林源送油ステーションまで全長941.80キロ、年間送油量は1,500万トンになる。

 中露第2原油パイプラインの工事には2,600人余りが投入され、工期はわずか18ヵ月であるが、気候や環境要因のため、実際の工期は15ヵ月足らずしかない。工期の逼迫、複雑な地形と地質、沿線に跨る機微な地点が多いことや、漠大線から10メートルの至近距離にあることなど、施工の技術、品質や安全管理の面で高度の条件が求められる。

 管道公司管道工程第一事業管理部の鄭福耀部長によると、中露第2原油パイプラインは2017年12月30日にシステムの連携を完了し、2018年1月1日から年間1,500万トンのロシア原油受入能力を備える。完成後は、漠大線と合わせて年間3,000万トンの送油任務を担う。中国東北の石油・天然ガス戦略輸送ルートの完備、国内石油製品需給構造の最適化、東北工業経済の振興などに対して巨大な作用を発揮する。同時に中国のエネルギー戦略ルートの建設を加速させ、国のエネルギー供給の安全を確保する上でも重要な事業になる。

 (中国新聞網 12月20日)