世界の石油埋蔵量の約6%を保有するアブダビは、今週アジアで債券投資家向けの説明会を開催する。匿名希望の事情通によれば、UAEの首都であるアブダビ首長国は、1/23(月)から香港、台北、シンガポールで投資家達と会合する。一連の説明会はHSBC Holdings Plcが設営するが、会の後でアブダビが実際に債券販売を計画しているかどうかは、はっきりしていない。
世界の石油埋蔵量の約6%を保有するアブダビは、今週アジアで債券投資家向けの説明会を開催する。匿名希望の事情通によれば、UAEの首都であるアブダビ首長国は、1/23(月)から香港、台北、シンガポールで投資家達と会合する。一連の説明会はHSBC Holdings Plcが設営するが、会の後でアブダビが実際に債券販売を計画しているかどうかは、はっきりしていない。
中東の湾岸諸国は、油価の下落が政府予算を逼迫させるようになってから、民間からの資金調達を強化するため、債券の販売を行っている。情報筋によれば、クウェートは、初めての国際債券販売に際して、銀行を6行選び、そのアドバイスを受けた。
サウジ・アラビア、カタール、及びアブダビは、財政赤字を補填するため、昨年国際債券市場より300億ドル超を調達した。Standard & Poor’s Global Ratingで上位3番目の投資格付を得ているアブダビは、昨年4月、7年ぶりの債券販売で50億ドルを調達した。
当時の債券目論見書によれば、仮に油価が平均$40/Bであった場合、アブダビは2015年の推定324億ディルハム(Dh)の財政赤字が、2016年には369億Dh(100億ドル)まで増額計上されると見込まれていた。
(Gulf News 1月24日)