中国大唐集団は2月25日、内蒙古大唐国際トクト発電有限責任公司の第5期事業10号機が168時間の試運転にパスしたと発表した。第5期事業の国産66万kW超々臨界設備が全て商業運転に入った。設備容量は672万kWに達し、世界最大の火力発電所になる。内訳は60万kW設備8台、66万kW設備2台、30万kW設備2台。

　トクト発電公司はフフホト、包頭、オルドスのゴールデントライアングルに位置し、黄河を隔ててジュンガル炭田に臨んでいる。年間1,700万トン余りの石炭を消費し、石炭輸送から送電というクリーン・エネルギーへの転換を実現した。トクト発電公司の年間発電電力量は北京地区の電力総需要量の約30％を占める。

　（中国能源網 2月27日）