国際エネルギー機関(IEA)の研究レポートによると、2016年にインドは日本を超えて世界第3位の原油消費国になったが、インドの原油需要の伸び率は2022年には中国を上回ることになる。
今後10年、中国経済の構造調整に伴い、経済の動力源は従来のインフラ建設からサービス業と内需に移り、中国の石油やその他のエネルギー需要の伸び率は下がることになる。IEAによると、中国の1人当たり平均の原油消費は3バレルであるが、2022年には2.5バレルに下がると予想される。
一方、インドの1人当たり平均原油消費はわずか1.2バレルであるが、2022年には1.5バレルに上昇する見通しである。
また、インドの原油輸入量は1997年の3,400万トンから2016年には2.92億トンに上昇した。モディ政権はインフラ建設をインド経済の柱にしており、その政策によってインドの原油輸入量が押し上げられるに違いない。
国際油価は供給過剰により、ここ2年余り低迷が続いているが、今後数年、原油産業の投資が頭打ちになるため、2022年には原油市場には供給が需要に追い付かない状況が生じ、国際油価は上昇することになる。
(中国能源網 3月13日)
国際エネルギー機関(IEA)の研究レポートによると、2016年にインドは日本を超えて世界第3位の原油消費国になったが、インドの原油需要の伸び率は2022年には中国を上回ることになる。
今後10年、中国経済の構造調整に伴い、経済の動力源は従来のインフラ建設からサービス業と内需に移り、中国の石油やその他のエネルギー需要の伸び率は下がることになる。IEAによると、中国の1人当たり平均の原油消費は3バレルであるが、2022年には2.5バレルに下がると予想される。
一方、インドの1人当たり平均原油消費はわずか1.2バレルであるが、2022年には1.5バレルに上昇する見通しである。
また、インドの原油輸入量は1997年の3,400万トンから2016年には2.92億トンに上昇した。モディ政権はインフラ建設をインド経済の柱にしており、その政策によってインドの原油輸入量が押し上げられるに違いない。
国際油価は供給過剰により、ここ2年余り低迷が続いているが、今後数年、原油産業の投資が頭打ちになるため、2022年には原油市場には供給が需要に追い付かない状況が生じ、国際油価は上昇することになる。
(中国能源網 3月13日)