3月21日、中国電力国際有限公司（中電国際）が投資建設に参加するHub石炭火力発電所の起工式がパキスタンのバローチスターン州Hub地区で執り行われた。中国パキスタン経済回廊の大型エネルギープロジェクトになる。

　Hub石炭火力発電所は中パ経済回廊の優先実施事業であり、総投資額は19.95億ドルに上る見込み。国家電力投資集団の子会社である中電国際とパキスタンのHub Power Company Limited (HUBCO)が74：26の出資比率により開発と建設を進める。発電所の他、専用石炭埠頭も建設する。総設備容量は1,320MW、操業を開始すると年間9億kWhの電力を供給し、パキスタンの400万世帯の電力需要を賄う。

　駐カラチ中国総領事の王愚氏によると、エネルギー協力は中パ経済回廊の優先事項であり、建設中の18件の中パ経済回廊事業の中で11件がエネルギー事業になる。設備容量は総計7,470MWに上り、パキスタンのエネルギー不足問題解決に大きな貢献を果たす。

　（新華社 3月22日）