タイの上場企業かつ民間の最大発電事業者ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティング・ホールディング社（RATCH）は、インドネシアの協力企業とスマトラで275MWのガス発電の合弁事業に参加することを決定した。同社の総責任者Kijja Sripatthangkura氏によると、今回の取引はRATCHのシンガポールにある子会社RH International SingaporeとインドネシアのPT. Medco
Power Indonesia（MPI）社の間で行われた。合弁会社は、PT. Medco
Ratch Power Riau (MRPR)と名付けられた。

　Kijja氏によれば事業への総投資額は3億ドルに達すると話し、その75%は融資を受けることで、残りの25%は合弁会社からの投入で賄う予定である。RATCH社は49%のシェアを持ち、残りの51%はMPIが所有する。合弁会社MRPRは、国営電力公社PLNとの間で既に20年間の売電契約（PPA）を締結した。RATCHは、インドネシア地元の有力な電力事業者MPIとの協力を足かかりに海外進出事業を強化したい考えである。

（Bangkok Post 2017年4月11日）