バングラデシュはミャンマーからパイプラインで天然ガスを輸入するよう計画し、2月中旬に同国外務省代表団がミャンマーを訪問した際に切り出したが、しかし、ミャンマーは、中国とインドへの天然ガス輸出を優先すると表明した。ミャンマー側は、中国とインドへの輸出を賄った上で、なお余力ある場合、又はミャンマーで新たなガス田が発見された場合には、バングラデシュへの輸出についても検討するとした。バングラデシュのエネルギー省筋によると、バングラデシュ政府は、これを教訓に、液化天然ガスの形での輸入についても検討しているとのこと。

　バングラデシュは先月下旬、同国東南地区の年々拡大するエネルギー需要と化学肥料用の需要を賄うため、パイプラインを建設してミャンマーから天然ガスを輸入する計画を明らかにしていた。

　（商務部ウェブサイト 2月27日・3月10日）