インドネシアのエネルギー鉱物資源大臣Ignasius Jonan氏は、炭鉱企業に対して石炭加工設備の開発を求める省令を発行する予定である。特に坑内石炭ガス化による発電は、今回の省令の対象となる。

　同省のスポークスマンSujatmiko氏によると、Ignasius大臣はすでに石油ガス上流規制特別タスクフォース（SKKMigas）に指示を出しており、SKKMigasは事業開発に着手し始めている。エネルギー鉱物資源省は、地層によって3つの石炭ガス化措置のモデルを開発しており、今回の省令はその基礎法体系を整える位置づけとなる。

　Sujatmiko氏によれば、石炭ガス化措置の建設は、炭鉱企業自社で行うか他社と共同で開発するかのいずれも認められるものである。技術面や融資面、および生産物の利用先の準備が完了したならば省令は発行されることになり、それが近い将来の出来事になることを望まれている。

　インドネシアとしては石炭ガス化プログラムを、同事業の経験のあるインドに協力を仰ぎながら実現させたい意向があるとのことである。

（The Jakarta Post 2017年5月26日）