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台湾 原子力発電所が相次いで稼動再開 蔡政権の「非核家園」はほら話と前総統府秘書長が批判 (17/06/13)
2017/6/13
アジア【電力】

 夏の到来に伴い、台湾の電力供給は逼迫、核三廠(第3原子力発電所)1号機は今や需要に追い付かず、そのため、核二廠(第2原子力発電所)1号機は5月9日、系統連系を再開した。核三廠2号機もすでに原子力委員会から電力供給への参加を承認されている。前総統府秘書長(官房長官)の羅智強氏は、蔡政権が選挙前に叫んでいた「非核家園」は根本的にほら話であると批判した。

 現在、台湾には3つの原子力発電所、6基の設備があるが、その半分は近日中に発電を開始する。そのため、環境保護団体は蔡政権の「非核家園」は空手形かと疑問を投げかけ、これに対し、原子力委員会の謝暁星主任委員は、「非核家園」政策は2025年に原子力発電を退役させる計画であり、(再稼働は)政策の転換ではないと釈明した。しかし、前総統府秘書長の羅智強氏は、蔡英文が選挙前に票を騙し取るために叫んだ「非核家園」は全くもってほら話であると批判し、「原子力発電を再稼働しなければ必ず電力不足になるという危機に直面して、蔡英文はこそ泥のように、4日間で2基の原子力発電設備の発電を承認した」と指摘した。

 (聯合新聞網 6月13日)