統計によると、今年1〜5月の中国の石炭輸入は1.1億トン、前年同期比29.6％増加した。うち5月期の輸入は2,219万トン、前年同月比の伸び率は16.6％で、4月期に比べ15.3ポイント下がった。

　5月期の石炭輸入量は4月期に比べ10.5％下がったものの、依然として増加傾向が持続している。業界関係者の分析によると、これは主に、在庫補充のニーズと4月以来の原料炭輸入の鞘取引増加によるものである。

　税関総署と国家発展改革委員会は5月9日に特別会議を開き、低品位炭の輸入規制措置の実施について検討した。これは、石炭輸入引き締め政策の風聞を裏書きするものであり、石炭輸入に減少が生じることになる。石炭輸入量は3分の1以上減少すると予想され、これにより、輸入炭が占めていた市場が解き放たれる一方で、中国の環境保護と石炭のクリーンな利用に適応するニーズが出てくる。

　（中国煤炭新聞網 6月16日）