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アジア
【新エネルギー】

日本と中国の企業がカンボジアのエタノール事業投資で競い合い (17/06/15)
2017/6/15
アジア【新エネルギー】

 日本で2番目に大きい製油企業がカンボジアに工場を設け、キャッサバからエタノールを精製しようとしている。

 日本第2位の製油企業である出光興産の鈴木孝俊会長(訳注:新エネルギー部長の間違い)はカンボジア鉱業エネルギー省のDith Tina官房長と会見した。

 日本側は、カンボジアにキャッサバ系エタノール事業投資を行うよう計画を改めるとし、カンボジア政府が再生可能エネルギー関連政策の検討と実施を進めることに期待を表明した。

 Dith Tina官房長はこの提案に歓迎の意を示しし、日本側がカンボジアでキャッサバを購入して国内のキャッサバ市場を推進することを希望するとした。

 日本企業以外に、中国企業もカンボジアで年産10万トンのバイオエタノール事業に投資している。

 ロイターの報道によると、北亜資源は新株発行の形で河南天冠からカンボジアの農地を買収すると発表した。両社は戦略協力協定を結んでおり、カンボジアに循環産業パークを建設し、キャッサバを原料とする年産10万トンのバイオエタノール事業やメタン、CO2、バイオブリケット有機肥料、バイオマス発電等の事業を実施する計画である。目標によると、来年末には竣工し、操業を開始する。

 天冠集団は中国最大のエタノール生産企業であり、年産約80万トンに上る。同社は毎年、大量のキャッサバチップを東南アジアから輸入して原材料としている。

 協力協定に基づき、北亜資源が51%、天冠が49%の比率で共同出資会社を設け、天冠集団が事業全体の技術、設計、建設及び運営管理を担当するとともに、製品の一括販売を請け負い、融資やその他の資金調達のサポートも行う。

 (柬埔寨華商日報 6月15日)