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【石炭】

神華包頭CTO事業 メタノール生産能力を130万トンから380万トンに拡充 (17/07/03)
2017/7/3
中国【石炭】

 先般、神華包頭化工有限責任公司の神華包頭CTO高度化実証事業環境影響報告が公示された。

 《中国化工報》によると、神華集団が包頭CTO高度化実証事業を実施して工場の規模と能力を拡大することにしたのは、石炭資源の大規模化、集約化、現代化総合開発利用を進め、CTO(コール・トゥ・オレフィン)という新興石炭化学工業の中核競争力を向上させ、神華包頭に新型石炭化学工業基地を創出することが目的になる。

 高度化実証事業の生産能力規模は石炭由来メタノールが200万トン/年、ポリオレフィンが70万トン/であり、石炭由来メタノール生産能力は現行の180万トン/年から380万トン/年に拡大し、メタノール由来オレフィンの生産能力は60万トン/年から130万トン/年に拡大する。

 同事業は石炭を原料に、石炭ガス化によってメタノールを調製し、メタノールをオレフィンとオレフィン重合体に転化する技術路線によってポリオレフィンプラスチックを生産する世界初の超大型石炭化学事業になる。同事業は包頭市九原区哈林格爾鎮西南部に立地し、総投資額は170億元に上る。

 (中国煤炭資源網 7月3日)