9月21日、発展改革委員会は《石炭・電力・石油・ガス・運輸の適正な保証工作に関する通達》を下達し、質の高い石炭生産能力の増産を速やかに推進して、重点地区の発電・暖気用石炭供給の保障に全力を挙げるよう求めた。

　発展改革委員会の通達は次のように要求している。

　(1) 各石炭生産地区は石炭生産企業が安全確保を前提に生産を科学的に組織するよう指導し、石炭生産地区の供給確保の責任を真摯に全うしなければならない。

　(2) 増量と減量のリンクと減量置換（新規生産能力の建設に当たって新規能力と同等又はそれより大きい既存生産能力の削減を条件にすること）の要件を厳正に適用し、関連手続きを速やかに進めた上で、建設事業が法に基づいて建設と生産に入るよう促進しなければならない。

　(3) 厳正な条件と基準及び厳正な減量置換原則に従い、条件に適合する質の高い一部生産能力の炭鉱を対象に、査定生産能力を見直す。各地方と中央企業は条件を備える炭鉱を対象に生産能力置換方案の調整、組織、実施に取り組み、関連手続きを速やかに進めて、有効供給を増やす条件を創出する。

　また、発展改革委員会は次のように協調している。

　・各省・自治区・直轄市及び関連企業は石炭の生産・運輸・需要の動態的監視と分析を強化し、供給における問題の発見と解決を速やかに進め、第19回共産党代表大会開催前後の石炭安全供給を保障するよう努力しなければならない。

　・北京・天津・唐山地区は石炭供給源を具体化し、運輸の算段と協調を強化し、火力発電用石炭の備蓄対策を適切に前倒しで進めて、発電用石炭の安定供給を確保しなければならない。

　・東北地区は今年冬から来春の石炭供給保障の厳しさと複雑さを十分認識しつつ、所轄地区の供給保障の責任を適切に全うし、供給保障計画案のさらなる検討と完備を進めなければならない。

　・内蒙古自治区政府は石炭特別緊急供給措置を真摯に実施に移し、炭鉱の安全確保を前提に、東北地区及び北京・天津・唐山地区への石炭安定供給を全力で保障しなければならない。

　・重慶、四川、貴州、雲南など供給保障が相対的に難しい地区は過剰生産能力解消のペースを合理的に把握し、資源の統廃合を前向きに進め、石炭貯蔵施設を完備して、民間石炭在庫と発電所の石炭貯蔵能力を高めなければならない。

　（中国証券網 9月21日）