国家統計局の1月18日の発表によると、2017年の全国原炭生産量は34億4,546万トン、前年比3.2％増加した。

　全体的に見て、2017年は全国で石炭価格は度々上昇したが、その背景として、需要が激増した一方、短期的な供給逼迫がもたらされたことがある。表面上は石炭産業全体の生産能力縮小が関係し、小炭鉱の退場が石炭供給に影響した。

　しかしながら、中国煤炭工業協会の王顕政会長が以前指摘したところでは、2年間にわたる脱生産能力を経ても、全国の炭鉱の総生産能力は51〜52億トン/年に上り、うち有効生産能力は39億トン/年以上、建設中及び技術改造中の炭鉱の生産能力は12〜13億トン/年になる。

　2020年には炭鉱の生産能力は現在より3〜4億トン/年の純増になる。加えて、石炭純輸入は毎年2億トン前後増え、総供給能力は大幅に増える。全国の石炭生産能力過剰問題は依然として突出している。

　（中国煤炭資源網 1月18日