中国電力企業聯合会(中電聯）が発表したレポートによると、2018年の中国の電力消費は引き続き2017年の安定的でありながらも比較的急速な増加水準を維持し、2018年の全社会電力消費量の伸び率は約5.5％になる。中電聯はマクロ経済、サービス業と民生用電力の増加傾向、大気汚染対策、他のエネルギーから電力への転換といった要素を総合的に勘案して予想した。

　中電聯の安洪光事務局長によると、2018年の全国の新規発電設備容量は約1.2億kW、その中で非化石エネルギー発電設備は約7,000万kWになる。2018年末の全国発電設備容量は19.0億kWに達し、非化石エネルギー発電設備は7.6億kW、総設備容量に占める比率は約40％に上昇する。

　また、2018年の全国電力需給は全体的に緩和し、一部地区では余剰になるが、局地的には電力消費のピーク時にタイトになると予想される。通年の発電設備利用時間数は約3,710時間。

　地域別に見ると、東北と西北地域の電力供給能力の余剰は相対的に大きく、華東と華中地域の電力需給は平衡するが、少数の省では夏と冬のピーク時にはタイトになる。華北地域の電力需給は全体的に平衡するが、河北南網の電力需給はタイトになると予想される。

　（人民網 2月20日）