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中国
【石炭】

中国の石炭消費は今後構造的低下傾向を呈す IEAレポート (19/02/26)
2019/2/26
中国【石炭】

 2月25日、北京で国際エネルギー機関(IEA)の『グローバル石炭マーケットレポート(2018-2023)』発表会が開かれた。同レポートは、中国の石炭需要はすでに緩やかな低下傾向に入っており、毎年の石炭消費量は1%足らずのスピードで構造的な低下を呈することになるとの見方を示している。

 同レポートの予想によると、向こう5年間の世界の石炭需要は安定を維持し、欧州と米国の石炭消費は低下するが、インド及びその他のアジア諸国の消費増がこれを相殺する。

 また、同レポートは、世界の石炭の4トンのうち1トンは中国の発電に使用され、そのため、石炭の運命は中国の電力部門によって左右されるところが極めて大きいとしている。

 発表会では、中国国家能源局の劉宝華副局長は次のように表明した。今や中国の石炭火力発電設備の70%は超低排出を実現し、中国はすでに世界最大のクリーン・コール電力供給体系を形成している。エネルギー供給と環境保護の矛盾を有効に緩和し、クリーン・コールの利用で模範を世界に示している。
 
 今回の発表会はIEAと国家能源集団の共催であり、中国神華能源股份有限公司が開催を請け負った。

 (新華網 2月26日)