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石炭輸入に対する制限がようやく始まり、石炭供給が需要を上回る局面が緩和される。
福州と広州の口岸(通商口)が国内への輸入炭の流入を制限し始めた。待望久しい石炭輸入制限策がようやく実施に移された。
石炭輸入制限が実施されると、輸入量が下がるのが通例である。すでに多くの港湾は輸入枠が足りなくなっているため、輸入炭の通関時間を延長したり、貿易商の通関申請を禁止したりしている。
主な輸入先は依然としてオーストラリアとインドネシアであり、オーストラリアの高品位の一般炭と原料炭は中国にとって比較的大きな構造的補完になる。一方、インドネシアの一般炭と褐炭は発電所からの需要が大きく、品質はいずれも安定している。
国内石炭市場の安定の見地からすれば、過去数ヵ月の大規模な輸入の下で、国内市場は比較的大きな衝撃を受け、そのため、輸入総量を規制する措置は継続される可能性が高い。
下半期以降、大量の輸入炭が中国南方地区に流入するようになった。第3四半期の沿海地区の石炭総移入量の中で輸入炭は29.4%を占め、多くの需要家は先を争うように輸入炭を購入した。そのことは石炭価格に影響するだけでなく、国内の石炭生産・輸送・需要の各プロセスの円滑な流れにも影響した。さらにより深い次元では、国内需要家の輸入炭に対する依存性が過度に強くなり、沿海石炭市場の発言権と改革のボーナスを輸入貿易商に譲ることになった。
今回の石炭輸入に対する引き締めにより、石炭市場の供給過剰圧力は一定程度緩和されるだろう。沿海地区の需要家は国内炭の買入量を増やし、延いては沿海石炭市場の活性化が促される。11月と12月は川上の炭鉱の先進的生産能力の石炭増産が急速に進むことで、鉄道と環渤海港湾の輸送量が増大する。
(煤客網 11月2日)