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中国
【石炭】

広東省粤電集団がオーストラリアの炭鉱に出資 石炭の安定供給図る (08/03/31)
2008/3/31
中国【石炭】

 広東省最大の発電企業である広東省粤電集団が、全額出資子会社である在オーストラリア法人の超康有限公司を通して、同国Narrabri炭鉱に資本参加の形で出資することになった。粤電集団はNarrabri炭鉱の株式の7.5%を取得し、これに見合った権益を獲得する。すなわち、粤電集団は今回の資本参加により、株主として、最低買入量を獲得する上、自身の需要に応じて、年度毎に石炭買入計画を調整することが可能になるのである。なお、中国の発展改革委員会は3月20日、粤電集団のNarrabri炭鉱に対する資本参加を承認した。

 Narrabri炭鉱はオーストラリアのニューサウスウェールズ州北部のGunnedah盆地にあり、面積114平方キロ、総埋蔵量は約4.4億トン。同炭鉱の事業は2007年にニューサウスウェールズ州の承認を受け、今年1月に採掘許可を得た。すでに基礎工事が開始され、来年第2四半期には操業を開始、2011年には安定生産に入る予定。年産700万トンに上る見込みである。

 石炭供給がますますタイトになり、乏しい石炭輸送力の問題は経解決されず、その上、石炭価格が全体的に上昇する中、粤電集団は今回の出資を実現させたことで、安定的で、信頼性と品質の高い石炭供給源を今後相当長期間にわたって獲得することになる。

 (中国新聞網 3月31日)