ロイター（Reuters）の19日付報道によると、ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候保護相が同19日、中国訪問に向けて出発した。中国との経済関係を深めるとともに、貿易摩擦の懸念が高まる欧州連合（EU）の中国製電気自動車（EV）に対する追加関税への対応に努めるとみられる。

 　ドイツは、自国企業の中国市場へのアクセスを拡大する一方、自国経済が特定国に過度に依存することにより生じるリスクの軽減にも力を入れる。

 　ハーベック氏は出発前、「中国は気候変動対策など世界的な課題に取り組む上で欠かせないパートナーだ」と述べた。

 　今回の訪中にはドイツの再生可能エネルギー企業エンパルや金属加工を手掛けるショーダーなどの代表団も同行する。ドイツの自動車メーカーの代表団の同行は予定されていない。

（Reuters　６月19日）