露RIA Novosti通信4月5日発によると、インドの副大統領Hamid Ansariとトルクメニスタンの石油・天然ガス担当副首相のTachberdy Tagiyevがトルクメニスタンの首都アシュガバードで石油・天然ガスに関するMOU(了解覚書)に調印した。インドは自国の石油企業がトルクメニスタンの石油・天然ガス資源に参入するよう図っている。

　経済の急成長に伴い燃料需要が増加する中、インドは、トルクメニスタン及びカザフスタンの巨大な石油・天然ガス資源をめぐって、ロシア、中国、米国と熾烈な競争を展開している。

　インド石油省筋によると、今回のインドとトルクメニスタンの覚書調印によって、トルクメニスタンの石油・天然ガス分野の門戸がインドにも開かれることになる。同覚書は、両国が今後、石油・天然ガスの生産、精製や輸送の面で協力することに言及しており、その中には液化天然ガス処理施設の建設も含まれている。

　Hamid Ansari副大統領は4月4日にアシュガバードを訪問し、4月6日にはカザフスタンに飛ぶ。なお、インド石油相デオラは、インドは自国の経済成長に要する石油・天然ガスを「世界の涯てまで」求めて行くと述べている。

　（中国石化新聞網 4月7日）