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【石油・天然ガス】

カザフスタンの石油輸出税課税開始時期が確定 (08/04/18)
2008/4/18
アジア【石油・天然ガス】

 カザフスタンの17日付報道によると、同国の石油輸出税課税の開始時期は5月18日に確定した。同日以降、石油の輸出に対して1トン当たり109.91ドルの石油輸出税が課されることになる。

 なお、カザフスタン首相は、課税措置の目的はインフレ抑制と政府の歳入増にあるとしている。トン当たり109.91ドルの輸出税額は、今年第1四半期の平均油価1トン714.9ドル(1バレル94ドル、石油1トン=7.6バレル)に基づき確定したものである。

 課税措置はカザフスタンの油ガス田を現に開発中の西側諸国の石油企業には適用されないが、今後カザフスタンの石油・天然ガス分野に参入する外国石油企業には影響が及ぶ。シェブロン、ENI、ブリティッシュ・ガスなどカザフスタンのテンギス油田やカルチャガナクガス田で作業に当たっている石油企業は石油輸出税を納付する必要のないことがカザフスタン政府から確認されている。しかし、ロイター社の報道によると、カザフスタンは生産物分与契約を締結しない意向であり、新規参入の外国石油企業は石油輸出税の納付を求められるだろう。

 (中国石化新聞網 4月18日)