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【エネルギー全般・政治経済】

4月20日より化学肥料の輸出に特別関税 (08/04/18)
2008/4/18
中国【エネルギー全般・政治経済】

 財政部新聞弁公室は17日、全ての化学肥料及び一部化学肥料原料に100%の特別輸出関税を課税すると発表した。特別輸出税の課税期間は中国の施肥シーズンの4月20日から9月30日まで。現行の輸出税率に100%の特別輸出税を加算する形になり、化学肥料の輸出税率は100〜135%になる。今回の課税措置は輸出を規制して国内の春季農耕用肥料を確保するとともに、国内の化学肥料価格の上昇を抑制するためである。

 最近、国際エネルギー価格及び食糧価格の高騰を受け、化学肥料の国内価格と国際価格の差が拡大し、そのため化学肥料の輸出が大幅に増加している。例えば、今年1〜2月の尿素の輸出量は前年同期比250%増加し、第一リン酸アンモニウムは280%、第二リン酸アンモニウムは130%増加した。そうした輸出の急拡大によって、国内化学肥料価格の上昇圧力が大きくなり、さらに地区によっては特定の化学肥料の逼迫も生じている。

 (京華網 4月18日)