古杉生物能源有限公司によるバイオディーゼルプロジェクトが長沙国家バイオ産業基地で着工された。総投資額2.2億元、バイオディーゼルを年間3万トン生産し、売上高は2.5億元に達する見通し。

　古杉集団はバイオマスエネルギーの研究開発、生産、販売及び技術サービスを展開する世界最大のバイオディーゼル生産企業であり、バイオディーゼルの技術では世界をリードしている。古杉集団の中国国内における総投資額は13億元、うち稼働中の企業によるバイオディーゼル年産量は合計24万トンに上るが、2008年末には40万トンに達する見込みである。

　今回のバイオディーゼルプロジェクトが操業を開始すると、食堂の廃油、植物油の残渣油や廃棄油など約5.5万トンを使ってバイオディーゼル3万トンを生産することになる。3万トンのバイオディーゼルは石油製品3万トンに代替して、標準炭換算で7.15万tce節約し、二酸化硫黄の排出を200トン削減できる。湖南地区のエネルギー不足を緩和し、環境を改善する上で大きく寄与するだろう。

　（中国石油新聞中心 4月25日）