中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd.)の昨日の発表によると、石油・天然ガス生産量の拡大と油価高騰が相俟って、第1四半期の収入は前年同期の148.5億元よりも61.8％多い240.34億元となった。なお、純益のデータは公表されていない。

　発表によると、同社の第1四半期の石油・天然ガス生産量は496,753 boe/d（石油換算バレル）、前年同期比5％増。一方、第1四半期の原油平均販売価格は１バレル88.76ドルで、前年同期に比べ69.2％上昇した。

　第1四半期の石油・天然ガス収入は238.2億元、60.9％増。天然ガスの平均価格は1,000 cf当たり3.65ドルで、前年同期比14.3％の上昇となった。

　中国海域における石油・天然ガス日産量は6.3％増えた。これは優れた石油鉱床管理と2007年に生産を開始した油田の生産量の賜物であると、同社は指摘している。

　また、原油及び液体石油の日産量は3.7％増の39.27万バレル、天然ガス純生産量は9.3％増の601 Mcf/dに達した。

　（中国証券報 4月29日）