米国の“Oil & Gas Journal”誌が発表した年度統計によると、2007年の世界の天然ガス生産量は2兆8,565億m3に上り、前年比0.7％増加した。うち中国の天然ガス生産量は693億m3、前年比18％増となった。世界の天然ガス生産国番付で中国は2006年の第11位から第9位となり、初めて世界天然ガス生産「10強」入りを果たした。

　中国の天然ガス生産量の急速な急拡大は、新疆の天然ガス産業の飛躍的発展が後押しした。新疆の天然ガス予想埋蔵量は10兆m3、累計確認原始埋蔵量は1.3兆m3になる。統計によると、新疆の2000年の天然ガス生産量は35億m3で、その年の中国の天然ガス生産量の12％に過ぎなかったが、2007年の生産量は211億m3に上り、同年の中国の天然ガス生産量693億m3のうち30％を占めた。2005年から2007年には3年連続で、新疆の天然ガス生産量と対外輸送量は中国第1位となった。

　計画によると、今年の新疆の天然ガス生産は昨年よりも30億m3多い241億m3になり、依然中国第1位を維持する。新疆の天然ガス生産量は安定成長を維持する見通しであり、2010年には300億m3に達すると予想される。
　
　（中国新聞網 5月14日）