ロシアの石油パイプライン会社トランスネフチの子会社である東シベリア−太平洋石油パイプライン事業管理センターは4月22日及び5月12日、ESPOパイプライン（東シベリア−太平洋石油パイプライン）の建設請負企業に支払い済みの20億ルーブルの返還を求めて、裁判所に提訴した。提訴理由は建設会社の契約義務不履行。

　訴えられたのはクラスノダール天然ガス輸送建設社。ESPOパイプラインの一括請負企業2社のうちの1つである。総裁がトカレフに代わってから、トランスネフチはクラスノダール社に対する不満を表明するようになり、トカレフはクラスノダール社の建設が遅れていると指摘していた。2007年末の段階でパイプラインは40％、送油ステーションはわずか23％しか完成していない。トランスネフチは4月末に、クラスノダール社との契約を一部解除している。

　(俄新網 RUSNEWS.China 5月15日)