ロシアPrime-Tass通信の16日付報道によると、ロシア最大の国営石油会社ロスネフチは年度報告において、石油年産量を2010年までに1.3億トンとし、2015年までに1.6億トンにするとの目標を制定した。西シベリアの油田とロシア極北部のチマンペチョラ油田が相次いで稼働を開始するため、ロスネフチの石油生産量は短期間で拡大すると見られる。また、中長期的には、ロスネフチは東シベリアのバンコール油田及びVerkhnechonsk油田、オホーツク海大陸棚油田の探査、開発も計画している。

　ロスネフチの2006年の石油生産量は7,989万トンに上っており、2007年の生産量は1億トンを突破していると見られる。なお、ロシア全体の2007年の石油生産量は前年比2.1％増の4.907億トン。
　
　（中国石化新聞網 5月19日）