中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の蒋潔敏董事長(会長)は15日、メディア各社の共同取材に応じ、同社は国内への供給を確保するため、石油製品の輸出をすでに停止したと述べた。例えば、PetroChinaの大連西太平洋石化公司の精製能力は1,000万トンであるが、赤字を顧みず、生産するすべての石油製品を国内市場に供給しているとのことである。 一方、PetroChinaは高価格での石油製品輸入も進めており、今年第1四半期の輸入は150万トンになった。第2四半期も150万トンの輸入を計画している。また、同社は、地方製油所の精製する石油製品の買付も行っている。蒋潔敏董事長は、こうした措置により、今年第1四半期の石油製品供給が確保できたと述べるとともに、第2四半期の供給も基本的に安定するとの見通しを示した。 また、石油採掘に課税される特別収益金に関して、蒋潔敏董事長は、特別収益金が制定された当時、国際原油価格は40〜50ドルであり、国際油価が80ドルを超えた場合、政府は課税方法について別途検討するとの条項があったことを指摘して、PetroChinaは昨年の原油実質価格がわずか60ドルにありながらも457億元の特別収益金を納付したが、今年は原油実質価格がすでに100ドルを超えており、特別収益金の最低課税基準を引き上げるよう希望するとした。 さらに、蒋潔敏董事長は、中国国内の石油製品と国際油価の価格差が拡大し、国際油価が120ドルに達する一方で、中国国内の石油製品加重平均価格は68ドルと、国際油価のわずか2分の1であると指摘した上で、中国の製油所の赤字問題は石油製品価格が合理化されていないことに起因すると表明、長期的に見て、石油製品価格の市場化は必然の流れになると述べた。 (上海証券報 5月16日)
中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の蒋潔敏董事長(会長)は15日、メディア各社の共同取材に応じ、同社は国内への供給を確保するため、石油製品の輸出をすでに停止したと述べた。例えば、PetroChinaの大連西太平洋石化公司の精製能力は1,000万トンであるが、赤字を顧みず、生産するすべての石油製品を国内市場に供給しているとのことである。
一方、PetroChinaは高価格での石油製品輸入も進めており、今年第1四半期の輸入は150万トンになった。第2四半期も150万トンの輸入を計画している。また、同社は、地方製油所の精製する石油製品の買付も行っている。蒋潔敏董事長は、こうした措置により、今年第1四半期の石油製品供給が確保できたと述べるとともに、第2四半期の供給も基本的に安定するとの見通しを示した。
また、石油採掘に課税される特別収益金に関して、蒋潔敏董事長は、特別収益金が制定された当時、国際原油価格は40〜50ドルであり、国際油価が80ドルを超えた場合、政府は課税方法について別途検討するとの条項があったことを指摘して、PetroChinaは昨年の原油実質価格がわずか60ドルにありながらも457億元の特別収益金を納付したが、今年は原油実質価格がすでに100ドルを超えており、特別収益金の最低課税基準を引き上げるよう希望するとした。
さらに、蒋潔敏董事長は、中国国内の石油製品と国際油価の価格差が拡大し、国際油価が120ドルに達する一方で、中国国内の石油製品加重平均価格は68ドルと、国際油価のわずか2分の1であると指摘した上で、中国の製油所の赤字問題は石油製品価格が合理化されていないことに起因すると表明、長期的に見て、石油製品価格の市場化は必然の流れになると述べた。
(上海証券報 5月16日)