山西省臨汾、晋中及び運城等でコークス用原料炭供給が逼迫しているため、高品質コークス用精炭、脂肪精炭の出荷価格は最高1,800〜1,850元/tに達している。 2007年の洪洞炭鉱事故以来、臨汾地区の郷鎮炭鉱と地方小炭鉱はすべて操業を停止しているが、これら炭鉱の大部分はコークス用原料炭を採掘していた。また、北京オリンピックを目前にして、晋中地区の小炭鉱も30万トン以下の炭鉱はすべて操業を停止した。山西地区の主なコークス用原料炭生産地区は閑古鳥が鳴いている状態であり、少数の国有大型炭鉱では下流の旺盛な需要を賄うことは出来ない。 コークス用原料炭の大型供給企業である山西焦煤集団が大型鉄鋼企業に提供するコークス用原料炭は市場最低水準を維持しているが、山西地区の中小炭鉱や選炭施設のコークス用原料炭価格は上昇傾向が続いている。石炭取扱企業も最新販売価格を毎日のように変更している状況である。 山西以外でも、内蒙古、山東、安徽でコークス用原料炭価格が高騰している。内蒙古の11級コークス用原料炭販売価格は1,000〜1,100元/tに上昇した。また、山東、安徽等の出荷価格も1,450〜1,600元/tに達している。 (中国煤炭資源網 5月28日)
山西省臨汾、晋中及び運城等でコークス用原料炭供給が逼迫しているため、高品質コークス用精炭、脂肪精炭の出荷価格は最高1,800〜1,850元/tに達している。
2007年の洪洞炭鉱事故以来、臨汾地区の郷鎮炭鉱と地方小炭鉱はすべて操業を停止しているが、これら炭鉱の大部分はコークス用原料炭を採掘していた。また、北京オリンピックを目前にして、晋中地区の小炭鉱も30万トン以下の炭鉱はすべて操業を停止した。山西地区の主なコークス用原料炭生産地区は閑古鳥が鳴いている状態であり、少数の国有大型炭鉱では下流の旺盛な需要を賄うことは出来ない。
コークス用原料炭の大型供給企業である山西焦煤集団が大型鉄鋼企業に提供するコークス用原料炭は市場最低水準を維持しているが、山西地区の中小炭鉱や選炭施設のコークス用原料炭価格は上昇傾向が続いている。石炭取扱企業も最新販売価格を毎日のように変更している状況である。
山西以外でも、内蒙古、山東、安徽でコークス用原料炭価格が高騰している。内蒙古の11級コークス用原料炭販売価格は1,000〜1,100元/tに上昇した。また、山東、安徽等の出荷価格も1,450〜1,600元/tに達している。
(中国煤炭資源網 5月28日)