ロイヤル・ダッチ・シェルは今後10年間で31億ドルをマレーシアの石油・天然ガスオペレーションに投資するよう計画している。投資額の大部分は上流開発に当てられる。シェルのマレーシア現地法人のDatuk Saw Choo Boon社長がクアラルンプールで開催された説明会において明らかにした。

　同説明会に出席したシェルCEOのJeroen van der Veer氏によると、シェルの今年の全世界における投資は昨年並みの270億ドルになる。シェルは極東地区におけるオペレーションをより一層重視しており、マレーシア、中国、インドネシア及びインドにおける石油・天然ガスのオペレーションを拡大する意向である。マレーシアのGemusut-Kakan事業も含む極東地区の重要プロジェクトは2010年に石油採掘を開始する見込み。

　（中国石化新聞網 6月4日）