福建LNG事業の福州市LNG利用プロジェクトは順調に進展しており、福建省政府の関係部局によると、今年下半期から天然ガス供給が開始される見込み。各ブロックの天然ガスへの転換時期については福州市煤気公司が事前に通知することになる。

　先月末、福州市煤気公司は同市の都市ガス利用世帯25万戸のコンロや温水器について第1回調査を完了した。近々第2回調査も行われる。また、市煤気公司は天然ガスへの転換について告知を進めている。

　天然ガス供給の開始時期が近づくにつれて、天然ガスに転換してもコンロや温水器を交換する必要のないことや、LNGが石炭ガスに比べて安全であることは多くの市民に知られるようになった。福州市の市民が使用しているコンロには数十社に上る製品が参入しているため、種類も100種類以上に上るが、そのほとんどはそのまま使用できることが今回の調査で分かった。改造を要するものや安全のために買い換える必要のあるガス器具はごくわずかである。

　福建LNG事業では、インドネシア産のLNGを専用船で福建省●田のターミナルに輸送し、●田で貯蔵と再ガス化を行った上で、長距離パイプラインにより、福州、●田、アモイ、▲州、泉州に天然ガスを供給する。福州は福建LNG事業の主要需要地になる。

　（福州日報 6月12日）

　●田…草カンムリに甫
　▲州…サンズイに章